ロワール地方と言えば有名なのは美しい古城と、世界遺産にもなっているロワール渓谷。
パリからも日帰りで行ける距離で、ワインも楽しめることから、観光には大変人気のスポットです。
ワインは辛口から中甘、甘口。ロゼや発泡酒も造られており、種類に関してはフランス一ともいえる豊富さを誇っています。
ブルゴーニュやボルドーはドメーヌやシャトーが密集しているので、ワイン生産者を訪問するのは比較的簡単。でもここロワール地方といったら・・1000km以上にも及ぶロワール河をはさんで大手〜小規模生産者が点々バラバラと存在しているのです。
産地を周るとなると、ボルドーやブルゴーニュのように一筋縄ではいきません。 とにかくロワール地方は広大で広い! AOCの数も頭に入れるのが大変なくらいあるし、栽培しているブドウ品種も、その土地ごとに土着品種として昔から栽培されているものがほとんど。
ここ数年話題を呼んでいるオーガニックワインも、ロワール地方では素晴らしいワインを生む生産者が大勢います。それも納得・・世界遺産でもあり、広大でのどかなロワール河の美麗さが、人々の心を豊かにし、自然の大切さを創造していくのだと思います。
他の地方に比べて、これと言って有名な伝統料理は特に見当たらないこの地方ですが、ジャルダン・ド・フランス(フランスの庭園)と呼ばれるロワール地方は北は酪農地帯で、秋にはキノコやトリュフ、ジビエが食卓に上り、ロワール河には今も専業の河漁師がいます。
ウナギや鱸、カワカマスなどの新鮮な魚を料理してくれるレストランもあります。食に関してはシンプルでヘルシーなイメージのあるこの地方。生産するワインも全体的に穏やかで素朴な味わいのワインが多いです。
シュナンブランはロワールを代表する白ワイン品種。発泡酒のヴヴレィや、極上のものはソーテルヌに匹敵するくらいの風味を持った甘口デザートワイン、カールドショームやボンヌゾーはこの品種から醸造されます。
CHINON シノンはジャンヌ・ダルクの歴史を知っている方ならピンとくるかもしれない。ジャンヌが国王シャルル7世に拝謁したという歴史的なシノン城がある場所です。
広大で点々としたワイン畑にはカベルネ・フランと若干のカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられています。出来上がるワインはしなやかで上品。アルコールは高すぎず、軽いタンニンがどんな料理も邪魔しないタイプに仕上がっています。赤のほか、ロゼや白も少量ですが生産されています。
鶏肉のリエット(写真左)
テリーヌより簡単なリエットは、フランス伝統料理のオードブル。
片田舎のおばあちゃんが作る素朴な味わいと言ったところでしょうか・・。肉をじっくり煮込み、鶏の繊維を潰しながら練り上げます。 鶏肉だけだとさっぱりした味わい、私のレシピでは、少し田舎っぽさを出すために、レバーも僅かに加えています。
パンに塗って食べると思わずワインもすすみます。
サーモンのブレゼ 卵黄ソース
(写真右)
“ブレゼ”とは蒸し煮のこと。
煮汁をかけながらふんわりと魚を煮込みます。シュナン・ブラン種のロワールの白ワインは辛口から甘口までタイプは様々。 それでいて、目立ちすぎず繊細な味わいが印象深いので、クラシックで柔らかい卵黄のソースとの相性も抜群です。
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